発明発掘の最後の砦・・・明細書の作成


発明発掘の最後の砦は、・・・明細書作成時

私は、明細書作成時が発明発掘の最後の砦、最後のチャンスと思っています。

1)前職で、私は発明者として、担当していただく弁理士さんと何度も特許出願面談を経験しました。

そこでよく起きたことは、新たな発明の発見でした。

弁理士さんの何気ない一言、「これはどうしてこうなっているのですか?」によってどれだけ発明を発掘できたか計り知れません。

このとき、発明の完成は弁理士さんとの共同作業であると思いました。

2)今、私は発明者として経験したことを活かして、クライアントの発明発掘に寄与したいと考えています。

クライアントから指示されるままに「明細書を清書する」のではなく、クライアントが気付いていない発明を発掘して発明の完成度を高める。そんな方針で業務を行っています。

3)従って、明細書の原稿をご覧になったクライアントは、「私の発明にこんな内容は無かった」と思われるかもしれません。

これはクライアントが気付かずに潜んでいた発明と思って下さい。

ただし、不要であればあっさりと削除の指示をしていただければ結構です。

4)かつて、私は発明者として特許を出願した10年後に、出願時に潜んでいた発明に気付いたことがあります。

幸運にも、優秀な弁理士さんに担当いただいたお陰で、潜んでいた発明を分割出願し、登録することができました。

この件は、実はとても重要な内容でした。

5)しかしながら、出願時に発明を認識できたか否かによって、明細書の内容は大きな差が生じます。

6)例え、特許請求の範囲に記載しない内容であっても、発明と認識して明細書を作成しておけばよい結果となることがあります。

7)そのため、明細書頁数は多少増えますが、ご了承願います。


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